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95号(平成28年夏号)


ちょっとした話 三原幸二

 いつものように高速は混んでいた。イライラもいつもと同じだ。玉出の入口で混んでいた。強引に割り込む車のせいだ。
 そこへ私と交差する形で11トン車が入ってきた。先に行ってもらおうと間をあけたが、相手の車が動き出さない。時間にすれば、ほんの1、2秒だと思うがお互いにらめっこの状態になった。
 そこで私は、「お先にどうぞ」との合図を送った。
 運転席の窓がスーッと下がり、年の頃なら六十四、五歳といったところであろうか。
 白髪混じりの坊主頭がぬっと現れ、こちらを見て丁寧に深々と頭を下げ、また窓を閉め、ゆっくりと進入していった。
 私もあわてて『いえ、いえ』と会釈を返し、嬉しくなって思わずナンバープレートと会社名をひかえた。
 大変礼儀正しい運転手さんに私はとてもさわやかな気分になった。長い運転歴の中で、このような運転手さんに出会ったのは初めてだ。なんだそんなことぐらいと思われるかもしれないが、今は、そんな些細なことが欠落している世の中ではないだろうか。
 それに引きかえ、最近気に入らないことの一つは、おかまいなしに割り込んできて、人をハッとさせながら、さもすまなんだとの合図を出す傍若無人な車だ。
 やりたい放題をしながら、後から「ありがとう」「すまなんだ」といえば、まるで何をしてもいいかのようで本当に腹立たしい。
 その日私は、会う人ごとに今朝のさわやかな出来事を話した。
 そして、すがすがしい気持ちで一日を過ごさせてくれた運転手さんに心から感謝した次第である。
    (1998年7月執筆)

・第46回 新春交換会

平成28年1月9日


平成28年度方針
 「お役に立とう 洋電社」

・洋栄奥様会

平成28年5月12日〜14日
 山形県 銀泉温泉『滝見館』
       天童温泉『滝の湯』

・第39回洋電社オープン

 平成28年6月13日
 春日台カントリークラブ