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84号(平成23年新春号)


「柿の木」の後日談 代表取締役社長 三原幸二

 二年前、この欄に、当社の駐車場にある柿の木のことを書いたことがあります。
 四十年近く前にこの土地を買った創業者の父が、都会の片隅でけなげに生きているその姿にいたく感激して、車の出し入れには不便だが残すことにした柿の木の話です。前回は、この老木が毎年、甘い実をたくさんつけてくれるだけでなく、われわれの生き方や会社の安泰を見守ってくれるような気がしている、ということを書きましたが、今回は、その後日談をお話したいと思います。(平成22年12月記)
 
 毎年、秋の終わりになると、数百個も実る柿を収穫し、父の仏壇に供えたり、ふだんは落ち葉でご迷惑をかけているご近所さんにおすそ分けしたり、残りを社員に配ったりしている。
 ところが、今年は一向に収穫した気配がないので、総務部の部長を呼んで問いただした。
 じつはこの男、柿があまり好きではないので、ほったらかしにしたかもしれない。そう思い込んでしまった私は、頭ごなしに叱りつけた。
 すると、総務部長いわく、いつもの時期に二つ三つとって味見をしたが、まだ青く甘みもなかったので、もう少し待つことにした。そして、もういい時分だと思って見に行ったら、ほとんどの柿が食い荒らされていたと言うのである。
 犯人はカラスだったらしい。今までも全部とってしまうのではなく、小鳥たちが食べる分は残しており、それで互いの関係は保たれると思っていたのだが・・・。
 今年の夏の暑さは異常だった。そのため各地の農家が被害をうけたと新聞にのっていた。
 またこの夏は、猿や鹿、イノシシ、熊たちが、人里にあらわれ田畑を荒らしたり、人家に押し入ったり、人を襲ったりした事件が、例年以上に多かった、というニュースもテレビでやっていた。
 異常気象のため動物たちの食糧である木の実が不作で、飢えのあまり人里に出没するのか、また人間の食べ残しに味をしめて性懲りもなくやって来るのか。いずれにしても、街のなかを熊の親子が闊歩(かっぽ)する光景は異常である。この異常さは、動物達の住みかまで進出した人間のおごりのせいなのかどうか。
 それはさておき、十二月を迎えた今、柿の木は葉っぱ一枚残っておらず、うち枯れた姿で厳しい冬を乗り切ろうと身構えているようにみえる。
 来年は、苦労して実をつけてくれる柿の木のためにも、猛暑がこたえるわが身のためにも、そしてカラスも柿の実をアテにしなくてすむように、適度な暑さの夏であってほしいと願っている。

・平成22年度 展示即売会

10月 2日 新宮営業所
10月15日 第一、第二営業部(東、西、南、北
10月16日        堺、八尾、平野)合同
ご来場戴きまして誠にありがとうございました。

・第43回 奥様研修会

平成22年9月9日〜10日
 石川県・和倉温泉 『加賀屋 あえの風』

・洋栄会総会

平成22年11月25日〜26日
 洋栄会・洋栄東会・洋栄南会
 岐阜県 下呂温泉 『湯之島館』