[ 株式会社 洋電社 ]
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80号(平成21年新春号)


柿の木 代表取締役社長 三原幸二

 当社のガレージに大きな柿の木がある。車の出し入れには不便だが、その土地を買ったとき、都会の片隅で健気に生きている柿の木にいたく感激した私の父の一声で残すことになったらしい。
 それから三十数年。1メートル四方の狭い土の中で青々と葉を繁らせ、秋には大量の柿を実らせている。昨年は約400個実った。例年より少なかったが、大ぶりの実がなり、甘みがあって社員や近所の方たちに好評だった。数が多く実った年にはつぶが小さく、数が少ない年には実が大ぶりになる。しかし、どの年の柿も、実は甘い。普段は葉っぱが落ちて、ご近所に迷惑を掛けないようにと掃除が大変だが、収穫時期になるのを社員たちは楽しみにしているようだ。
 ガレージの片隅にぽつんと突っ立っているこの木には、いろいろな思い出がある。二十数年前に柿採りを手伝ってくれた近所の子供さんたちは、今では親もとをはなれて社会人になっている。また、柿の木は折れやすいから枝には乗らないようにと言っていたにも関わらず、枝先の柿を採ろうとして木に登り、枝が折れて地面に落下、救急車を呼ぶという騒ぎを起こした社員もいた。この社員は数年前に会社を定年退職をし、今は奥さんと二人でゆっくりと過ごしている。
 時折ガレージに寄り、なにげなくこの木を見るのだが、木のほうでも我々の生き方を見守ってくれているように思えるのである。だから毎年、一番に収穫した柿を父の仏壇に供え、会社の安泰を報告している。
 この柿の木を、枯れたら切ってしまおうという話があるということを最近耳にした。枯れてしまえば車の出し入れのじゃまになるだけで、仕方のないことかもしれないが、狭い土の中で肥料も水も与えられていないのに、毎年毎年たくさんの実をつけてきたこの木が、枯れたからといって切られるのは見るに忍びない。私が会社にいるあいだはたとえ枯れても切らないつもりだが、若い人たちは私のこんな気持ちを単なるセンチメンタルと思うかもしれない。何も知らない柿の木にそっと言ってやりたい。枯れることなくいつまでも元気でいてくれと。

・平成20年度 展示即売会

10月 4日 新宮営業所
10月17日 第一、第二営業部(東、西、南、北
10月18日        堺、八尾、平野)合同
ご来場戴きまして誠にありがとうございました。

・第41回 奥様研修会

平成20年9月10日〜11日
 高知県・桂浜 『城西館』

・洋栄会総会

平成20年11月4日〜5日
 洋栄会・洋栄東会・洋栄南会
 富山県 庄川温泉 『三楽園』